「サイクリストの聖地」であるしまなみ海道サイクリング(往路)。瀬戸内海の島々を眺めながらのサイクリングは、初心者でも楽しめ、一生の思い出になるはずです。
普段全く自転車に乗らない初心者ですが、2泊3日かけて尾道から今治まで約70キロのしまなみ海道をレンタサイクルで観光しながら走行し、最後は道後温泉で疲れを癒やしてきました。移動は自転車と公共す交通機関のみです。
私たちの実際のスケジュールと費用を記載したのでぜひ参考にしてみてください!
おすすめポイント&注意点
スケジュール概要&総費用
1日目詳細
1日目スケジュール
- 6:00東京駅発@新幹線
- 9:26福山駅着
- 9:38福山駅発@JR山陽本線
- 9:57尾道駅着
- 10:00尾道観光@徒歩
- 11:00昼食@朱
- 11:35レンタサイクル@尾道港しまなみレンタサイクルターミナル
- 12]00向島へ@尾道渡船(自転車)
- 12:10後藤飲料水工業所(向島)@自転車
- 13:10はっさく屋(向島)@自転車
- 14:35ドルチェ瀬戸田本店(生口島)@自転車
- 15:15昼食(生口島)@ちどり
- 15;50耕山寺(生口島)@徒歩
- 17:30多々羅しまなみ公園(大三島)@自転車
- 17:50WAKKA(大三島)@自転車
★尾道
尾道は海と山に囲まれた、ノスタルジックな港町。
坂道沿いのおしゃれなカフェや、古寺めぐり等が楽しめます。
尾道駅から徒歩8分の「この道や」というかわいい雑貨屋。
妻が髪ゴム買っていました。165円。
プチプラでおしゃれな雑貨が豊富。自転車旅では荷物になるので購入はあきらめました。
ガード下をくぐると、たくさんのフォトジェニックな坂道にたどり着きます。
尾道といえば猫ですが、散策中に人懐っこい猫に出会えました。
尾道の猫の聖地「猫の細道」に向かいます。不思議な世界観の約200メートルの細い路地です。
あちこちに、3回撫でると夢が叶うと言われている「福石猫」があります。
石段の補修も猫のデザインになっているこだわりっぷり。
坂の上から見下ろす尾道の街。
今回はしまなみ海道サイクリングがメインなので、尾道観光は1時間。
おしゃれなカフェも多いし、千光寺観光したりと、次回はもっと時間をかけてめぐりたい街です。
昼食は「朱」で尾道ラーメンをいただきます。
尾道ラーメンとはイリコなど瀬戸内海の小魚でとったダシをベースにした醤油味のスープが一般的で、豚の背脂でコクをプラスしているのが特徴。
「朱」は尾道の名店「朱華園」(現在休業中)の味を引き継いでいるとのこと。
醤油風味が強いため、油っこさを感じず食べれました。美味しいです。
★しまなみ海道サイクリング
広島県尾道市と愛媛県今治市の間の瀬戸内海の6島(向島→因島→生口島→大三島→伯方島→大島)を結ぶ約70キロ のルート。橋には自転車・歩行者専用道が設けられ、サイクリングルートやレンタサイクルターミナルが整備されている。
世界7大サイクリングロードの1つで、「サイクリストの聖地」と呼ばれ、国内外からサイクリストが集まる。瀬戸内海の景色や島の情緒が楽しめるところが魅力。
しまなみ海道サイクリングは、基本的にブルーライン沿いに進めばいいので迷うこともなく、2日間なら観光しながらでも十分走破可能。3月半ばに旅しましたが、長袖でちょうどいい気候。
尾道駅から徒歩5分の「尾道港しまなみレンタサイクルターミナル」にてクロスバイクを2日間レンタル。1人5,100円。ヘルメット込です。
乗り捨て可能なので、今治で返却します(尾道返却なら費用はもう少し安く済みます)。
愛媛県ではヘルメット着用の条例があるのでヘルメット必須です。
予約無しで行ったため、クロスバイクは残り3台でした。事前に予約したほうが無難。
クロスバイクは適度な前傾姿勢を取り、握りやすいストレートハンドルが特徴。
ロードバイクよりもタイヤ幅が太いため乗り心地がいいので、初心者におすすめとのこと。軽いです。
いよいよしまなみ海道サイクリングスタート!
今回は今治駅までなので、実際は76キロメートルのサイクリングです。
①尾道→向島
尾道→向島間の尾道大橋は、自転車用道路の道幅が狭いため、渡船利用が推奨されています。
フェリーは3ヶ所から出ています。
運航時間は6:00〜22:00、約10分間隔。乗船時間は3〜5分。
向島で観光しない場合は尾道(駅前)→向島(富浜)の「駅前渡船 」が最短ですが、私たちは向島で「後藤飲料水工業所」に立ち寄りたかったので、尾道(土堂)~向島(兼吉)の「尾道渡船」を利用しました。
「尾道渡船」は所要時間3分の日本一短い船旅で、朝ドラ「てっぱん」のロケ地です。
自転車持込で110円。チケットはなく、船内で料金徴求されます。現金のみ。
向島に到着。向島は洋ランやミカンの栽培が盛んな、しまなみ海道最初の島です。
ここから、本格的にサイクリングスタート。
道路上にブルーラインが引かれており、今治まであと何キロかも記載されています。
ブルーライン沿いに走行すれば、迷うことはありません。
5分ほどで「後藤飲料水工業所」に到着。
昭和5年創業、「マツコの知らない世界」で紹介された美味しいサイダーを製造しています。
手作りで製造しており、幻のサイダーとも言われています。
昔ながらの雰囲気を味わいながら飲むサイダーは最高でした。
因島大橋を目指します。
因島大橋は、しまなみ海道の橋では唯一、自動車道の下に自転車・歩行者道があります。
「後藤飲料水工業所」から自転車で30分ほどで着きました。
②因島
因島は、南北朝〜室町・戦国時代に瀬戸内海で活躍した村上水軍の本拠地で、ハッサク発祥の地です。
蚊取り線香の原料である除虫菊の栽培が盛んです。
因島大橋をおりて5分、一般道の本線から外れて、有名な「はっさく屋」に。
はっさく大福は1つ200円。酸味と甘味が説妙で美味しい!
イートインスペースあり、コーヒーが無料で飲めます。
因島大橋を眺めながら一休みできる、立ち寄り必須のスポットです。
生口橋を目指します。
生口橋は、鳥が羽を広げたような斜張橋です。生口橋までは35分ほどかかりました。
③生口島
生口島は、国産レモン発祥の地。「島ごと美術館」の名の通り、17体の立体アートが島全体に点在しています。
海沿いを走るので、風が強いですが爽快です。
途中、雨に降られましたが、ヘルメットのおかげか全く気になりませんでした。
有名店「しまなみドルチェ本店」に立ち寄ります。生口橋を降りてから20分ほどかかりました。
地産地消をコンセプトに地元のフルーツや素材を使用した身体によくて美味しいジェラートです。
瀬戸田のレモンと瀬戸田のデコみかんのダブルをいただきました。500円。
甘酸っぱくて美味しいです。
お店の前のベンチでは、瀬戸内海を眺めながらジェラートが楽しめます。
その後「耕三寺」に向かいました。「しまなみドルチェ本館」からは20分ほどで着きました。
「耕三寺」すぐ近くには「ちどり」という「蛸天丼卵とじ」が名物の店があります。
16時閉店なので、「耕三寺」の前にこちらを優先して早い夕食をいただきます。
甘い卵とじとプリプリのタコ天が絶妙で美味しい。芸能人のサインも沢山ありました。
引き続いて「西の日光」と呼ばれる「耕三寺」観光。
「耕三寺」は浄土真宗本願寺派の寺院で、拝観は9:00〜17:00、1400円です。
鮮やかな色合いのお寺で、中国のような雰囲気です。
「耕三寺」内に、インスタ映えする白い大理石の大規模彫刻「未来心の丘」があります。
若い女性の観光客が多かったです。彫刻に晴れの天気が融合すると最高のインスタ映えスポットになります。
その後、耕三寺を出発して多々羅大橋を目指します。
多々羅大橋は国内最長の斜張橋。橋の形状が直線なので走行は楽です。
主都塔付近で手を叩いて「鳴き龍」を共鳴させることができます。
多々羅大橋には耕三寺から30分ほどで着きました。
橋を抜けたところの眺めも最高でした。
④大三島
大三島は、全国に11,000あまりの分社をもつ日本の総鎮守・大山祇神社があるため「神の島」とも呼ばれます。
多々羅大橋をおりて5分で「道の駅多々羅しまなみ公園」に到着。
多々羅大橋と瀬戸内海の眺望が楽しめるビューポイントで、「サイクリストの聖地 記念碑」があるので写真必須です。
10分ほどで、本日の宿泊場所「WAKKA」に到着。
温かいお茶で出迎えてもらいました。
自転車を部屋に持ち込むことも可能です。決済と朝食の時間の予約をします。
今回は、ドミトリータイプに泊まりました。4人部屋ですが、コロナ対策で部屋は私達夫婦のみです。
ベッドスペースには金庫もあります。
部屋にトイレやシャワーはついていません。
時間が決まっており、予約要ですが、無料送迎で近隣の飲食店や銭湯に行くことも可能です。
私達は疲れきっていたので、出掛けずそのまま休むことにしました。
アメニティのタオルは今治タオルでした。共同シャワーはこんな感じです。
ボディソープ・シャンプー・コンディショナーは備え付け。
シャワーのみですが、バスマットも交換できて清潔です。脱衣室もエアコンがあり、湯冷めすることもありませんでした。
湿布をして寝ます。
2日目はいよいよ愛媛県の道後温泉に向かいます!2日目の記事はこちら!
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