世界遺産の高野山と熊野古道を一緒に回りたいけど、どのように回るのが効率的なのかわからない方も多いのではないでしょうか。
私たちは都内発で高野山、熊野古道、伊勢神宮を公共交通機関のみで4泊5日で回ってきました。
私たちの実際のスケジュールと費用を記載しているので皆さんもぜひ行ってみてください!
この記事は全三記事の一本目で一日目・二日目の行程になります!東京から大阪、高野山へと移動し高野山観光を満喫しました!
全旅程のスケジュール、おすすめポイントおよび総費用はまとめ記事をご覧ください。
1日目詳細
1日目スケジュール
- 19:21東京駅発@新幹線
- 21:48新大阪駅着
- 22:00アパホテル新大阪駅南@徒歩
仕事を定時で終え、新大阪へ前乗りします。今回は長時間移動の旅になるので、少しでも現地に近づいておきたいからです。
新幹線では東京駅構内で購入した高級のり弁当の「刷毛じょうゆ海苔弁山登り」の「海」をいただきました。
普通の海苔弁当より、磯の香りが強くておいしかったです。ただ、1,000円超えるのは高いな…という印象。テレビで紹介されていて、1度は食べてみたいと思っていたので良しとします。
新大阪駅から徒歩4分。安くて駅近の「アパホテル新大阪駅南」に。明日に備えてすぐに寝ます。
2日目詳細
2日目スケジュール
朝食はコンビニで軽く済ませ、高野山に向かいます。
難波→新今宮→極楽橋、と電車を乗り継ぎ、極楽橋からは「南海高野山ケーブル」で高野山駅に向かいます。
全長0.8km、高低差328m、を5分で昇るケーブルカーです。
ケーブルカーはかなり混み合うので、極楽橋からの乗り継ぎは急いだほうがいいです。先頭車両に乗っておいたほうがいいです。乗り過ごすと、時間帯によってはかなり待つこともあります。
ケーブルカーの時刻表はこちら→南海高野山ケーブル 極楽橋駅 時刻表
高野山駅についてからは、バスで宿坊に向かいます。今回はGWだったので臨時バスも多く全く待つことなく乗れました。
★宿坊について
「宿坊宝善院」に一旦荷物を置きにきました。
荷物を置き、朝・夕食時間の確認と説明を受けます。夕食には、希望すればお酒もいただけるようで意外でした。宿坊内の自販機でもお酒が買えます。
想像していた厳格なイメージとは全く違いました。
トイレ・洗面所は共同です。感染対策もばっちりです。
お風呂利用時間は20時まででした。私達はこれを見逃し、お風呂に入りそびれました。。あくまで宿坊なので館内施設の利用時間の確認は必須です。ホテルとは違いますね。
部屋もエアコンとストーブで暖かいです。テレビやWi-Fiはありません。
高野山観光に向かいます。
★高野山とは
高野山は、816年に弘法大師空海が開いた真言密教の根本道場として開かれた仏教の聖地であり、宗教としです。標高800mにある山上盆地で、8つの山々に囲まれた姿は蓮の花びらに例えられます。
「奥の院」「金剛峯寺」「壇上伽藍」が三大観光名所で、宿坊・修行体験や精進料理が人気です。高野山内はバス・徒歩で移動できます。高野山内は平地なのでレンタサイクルでもいいと思います。
町並みもきれいで、景色もきれいで、とても素敵な町です。
「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つとして、熊野三山、吉野大峯と共に世界遺産に登録されています。
標高が高いため、かなり寒く、GWでも日中で気温13度くらいでした。私達はヒートテック着てちょうどよかったです。夜の観光もするのであれば、防寒対策必須です。
★壇上伽藍
一の橋口→金堂前までバスで7分。
壇上伽藍前の高野山味噌本舗みずきで、空海伝承の金山寺味噌を使った焼き味噌おにぎりを頂きました。甘じょっぱい感じでおいしかったです。
壇上伽藍は、最初に真言密教の根本道場が開かれた地です。
金剛峯寺までは蛇腹道と呼ばれる小道を歩いて向かいます。
★金剛峯寺
金剛峯寺は高野山真言宗3600寺、信徒1,000万の総本山です。
主殿の内部も見学できます。蟠龍庭と呼ばれる日本最大級の石庭もあり、楽しめます。
写経体験がしたくて、高野山大師教会に立ち寄りましたが、50分間もかかるみたいなので諦めました。高野山の町をゆっくり歩きながら「奥之院」を目指します。
松栄堂 本店で名物「かるかや餅」と「やきもち」をいただきました。きなこがおいしかったです。
宿坊清浄心院で、「護摩焚き」の無料体験ができるとのことで、立ち寄りました。
燃え上がる炎は迫力があり、とてもいい体験でした。せっかくなので、添護摩木を購入し願い事を書いて供えました。
修行体験は「阿字観」と呼ばれる瞑想もしてみたかったんですが、時間の都合上諦めました。
★奥之院
弘法大師空海の御廟を祀る聖地です。永遠の禅定に入られた弘法大師空海=お大師様が、今もなお生きて人々を見守っている、という大師信仰の中心聖地です。
御廟まで約2kmに渡って、杉木立に囲まれた石畳の参道が続きます。20万基以上の墓碑と供養塔が、時代、宗派、身分関係なく立ち並びます。
厳かで神秘的な雰囲気でした。
その後、「はちよう」で遅い昼食をいただきました。高野山は精進料理の店が多く、それ以外を探すとあまりお店がなくこの時間になりました。
味は普通でした。食べるところがあまりなかったので、ありがたかったです。
そのあとカフェ梵恩舎で一休み。
おしゃれな雰囲気の落ち着いた店で、チャイティーラテとカフェラテをいただきました。350円と安くておいしかったです。
1時間ほどゆっくり明日の計画をたて、宿坊に戻りました。
夕食の精進料理です。部屋もストーブで暖かく、料理も温かく、十分な量がありとてもおいしかったです。精進料理はもっと冷たくて量が少ないイメージだったので意外でした。
肉がないだけで、味のバラエティも多くて満足です。
★夜の高野山
防寒対策をバッチリし、奥之院散策に向かいます。
とても寒いです。奥之院は灯籠で道が明るいので迷うこともありません。
夜の奥之院ツアーもあるみたいで、お坊さんがガイドをしている団体もありました。個人で来ている人も数組いました。
幻想的な雰囲気だし、昼間は通り過ぎてしまった明智光秀のお墓を見つけられたり、人が少ない中で再度お大師様にお参りできました。
昼と夜とで全く雰囲気が違うし、お墓だけど怖い感じもしませんでした。宿坊に泊まるのであれば、きっと夜することがほとんどないと思うので、是非奥之院散策おすすめです。
せっかくなので壇上伽藍のライトアップも歩いて見に行きます。
21時近くだったので、ちょうど鐘を鳴らしているタイミングでした。
十分夜の高野山を満喫したので、宿坊に戻ります。
朝のお勤めが6時半からなので早めに寝ます。
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