サマルカンドを含む4都市を巡るウズベキスタン旅行モデルコースその1 城塞都市ヒヴァ

海外旅行

青の都「サマルカンド」は、どこかで耳にしたことがある方も多いんじゃないでしょうか。
サマルカンドのあるウズベキスタンは建物のブルーと空のブルーの美しさに惹かれ、女子旅で人気の国になりつつあります。しかしウズベキスタンに行くのであればヒヴァ・ブハラといった魅力的な都市も欠かせません。
今回私達は、この度で人生初の「専属ガイド」つきの現地ツアーを経験しました。
ウズベキスタンは個人手配でも十分楽しめる国なので、ぜひ有名スポットをすべて回りきる、私達のモデルコースを参考にして、旅行計画をたててみてください
今回の記事は1日目・2日目の旅程です。タシケント経由でヒヴァに移動し、城塞都市の観光を楽しみました。

本シリーズの記事でわかること

・専属ガイド付きの現地ツアー(個人旅行でもおすすめ)の詳細スケジュールと費用、感想
・ツアーで泊まったホテルの詳細、感想
・ウズベキスタン、主要観光名所の説明
・おすすめのお土産

本旅行の総費用とスケジュールをまとめた記事はこちら!

1日目と2日目のスケジュール概要

1日目:移動(成田空港→タシケント)
2日目:タシケントからヒヴァへ移動、ヒヴァを観光

1日目詳細 @タシケント

1日目スケジュール

  • 11:05 成田空港第一ターミナル発@ウズベキスタン航空
  • 16:10 タシケント空港着
  • 17:00 ホテルへ@専用車
  • 17:20 ホテルチェックイン@Art Deluxe Hotel
  • 18:40 夕食@Kafe Anor
  • 19:55 カフェ@Columbina coffee boutique
  • 21:00 ホテル着@徒歩

★成田空港

コロナが明け、ウズベキスタンへの入国や日本帰国の際、ワクチン証明書等の特別な手続きは不要です。

久々の海外旅行だったんですが、普段よりトラブルが多かったです…

まず、空港についた途端、スーツケースのキャスターが壊れました。
スーツケース修理のお店があり、10分程度ですぐ修理できましたが、1キャスターあたり3,000円と結構お高い…
正直、お金さえ払えば解決できるトラブルは多いですが、割高になるケースが多いので、荷物の事前のチェックはしっかりしましょう。

次は、チェックイン時のすごい行列。
ウズベキスタン航空は週一で直行便があり、日本在住のウズベキスタン人の帰国にもよく利用されます。そのため、荷物が多い方が多く、チェックイン手続きにすごく時間がかかります。早めに空港に着いたんですが、それでも間に合うか不安になるくらいでした。
ぜひ、早めの成田空港入りをおすすめします。

さらに、チェックイン時に預け手荷物の追加料金がかかることが発覚!
今回は「Skyscanner」で往復直行便の航空券を購入したんですが、注意事項をよく読んでいなかったので、預入荷物は別料金だったことに気づかず…痛い出費でした。
しかも、「料金は別の窓口に払いに行き、領収書をもらってもう一回来てください」と言われて、この行列のなか並びなおすのかと焦りました。
かなり離れた窓口まで走っていき、1バゲージ15,760円を支払いました。また走ってチェックインカウンターに戻り、並びなおすことなく、なんとか手続きできました…

トラブル続きで不安になる始まりでしたが、まずは腹ごしらえです。

安定の一風堂、美味しかったです!

一風堂 成田空港店 (IPPUDO) - 成田空港/ラーメン | 食べログ
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やはりチェックインに時間がかかったのか、フライトは30分遅れの出発でした。

★ウズベキスタン航空

ウズベキスタン航空はネットでの評判がよくなかったのですが、結論、私としてはそんなに悪くなかったです。

CAさんに愛想がないこと、機体が古いこと、については確かにあてはまりましたが、機内食は美味しいし、機内も寒すぎず、快適でした。

アメニティはスリッパ、アイマスク、靴べらドリンクにアルコールはなし
離陸前の機内案内も古代のウズベキスタンの映画のようで面白かったです。

アメニティにスリッパがないことが多いので、すごくありがたいです!
ちなみに、海外だとホテルにもスリッパがないところが多いですが、ウズベキスタンのホテルには全部ありました!日本と感覚が近いのかもしれません。

タシケント空港に少し遅れて到着。とにかく日差しが強い…
日本と違って湿度が低いので、日陰は涼しいです。

サングラス、帽子は必須です!

現地ツアーを手配してるので、専用車でホテルに向かいます。

ホテルArt Deluxe Hotel

Art Deluxe Hotel
タシュケントにあるArt Deluxe Hotelは庭、テラス、レストランを提供しています。館内全域での無料WiFi、24時間対応のフロントデスク、空港トランスファー、共用キッチンを提供しています。...

タシケント空港から車で10分、地下鉄の最寄駅「Oybec」まで徒歩20分。
「Oybec 」は新市街の中でもおしゃれなカフェやレストラン、セレクトショップが集まるおしゃれなエリアです。

ホテルは清潔で快適です。最終日にもここに泊まります。

スリッパも、無料の水ペットボトルもあります

朝食は初日は弁当、最終日はホテルで食べました。

弁当のヨーグルトにはスプーンがついていなくて食べられず…この辺は海外クオリティですね。

ホテル朝食は、場所が地下で少し暗い雰囲気なのと、給仕スタッフがいないことが残念でした。料理は美味しかったです。

★首都タシケントについて

高級ホテルが集まる新市街と、中央アジア最大のチョルスバザールがある旧市街があります。

首都タシケントは街路樹が多く、幹線道路も整備されています。車社会なので交通量も多いです。
横断歩道の青信号時間が短いので、走って渡る必要がありました。

地下鉄は5:00〜24:00まで運行しており、10分間隔で来るので便利です。
1,400スムで乗れます

★タシケント観光①

まずは夕食を食べに行きます。
現地在住の日本人がおすすめしていた「Kafe Anor」です。ガイドブックには載ってません。

tripadvisor.jp

店内は広く、テラス席もあります。

どのメニューも安いですが、ブロクでおすすめされていた「ラグマン」と、水、コーラを注文しました。
「ラグマン」はうどん入りスープです。スープはトマトベース。

少し辛味があって、日本人好みの味です。具材も多いし、野菜がたくさんとれて美味しいです!
今回の旅行で食べたなかで、一番私好みの味でした。
中央アジアは肉と油が多い料理が多いので、そんな料理に疲れたときにはおすすめです!

暗くなってきたタシケントを散策します。

アルコールも気軽に買えます
一人で歩いている女性も多く、治安の良さを感じました

おしゃれカフェが多いエリアで、一休みします。

フルーツティーとアイスコーヒーミルクを注文しました。
フルーツティーは明らかに2人分…頼みすぎました。

ウズベキスタンでは、お茶を注文するとポットで出てきます
油が多い料理が多いので、熱いお茶を飲むことで油を流す習慣があるとのことです。

翌日は朝早く出発なので、ホテルに帰ります。

2日目詳細 @ヒヴァ

2日目スケジュール

  • 5:30  ホテル発@専用車
  • 7:00  タシケント空港発@ウズベキスタン航空国内線
  • 8:30  ウルゲンチ空港着
  • 8:40  ホテルへ@専用車
  • 9:20  ホテルチェックイン@Arkanchi
  • 9:30  ヒヴァ観光(ガイド付き)@徒歩
  • 12:00 昼食@Tea house Mirza Boshi
  • 17:15 ガイド観光終了、フリー時間
  • 19:00 夕食@Terrasa Cafe & Resraurant
  • 21:30 ホテル着

★ウルゲンチ空港へ

ホテルで朝食弁当をもらい、専用車でタシケント空港まで向かいます。

国内線にてウルゲンチ空港へ向かいます。
ちなみに、今回の旅行のチケットは全てメールでPDFで送付されてきました。
国内線のチェックインは30分前までにする必要があります。

機内で朝食弁当をいただきました。

ウルゲンチ空港はヒヴァへアクセスする際の窓口です。空港自体はとてもコンパクトです。

専用車でホテルに向かいます。

★ヒヴァについて

古代ベルシャ時代から、オアシス都市として栄えたヒヴァ。
世界文化遺産に登録され、主に17〜18世紀のイスラム建築が当時のまま残っている「博物館都市」です。
チャン・カラ(内側)とディシャン・カラ(外側)に分けられた城壁都市です。
内側には高級官僚や裕福な商人、聖職者が住み、外側には一般人が住んでいたとのこと。

さい街です。

年間300日が晴天と言われていますが、この日は午前中は雨が降りました。それはそれで珍しいことなのでいい体験です。

ヒヴァが観光地の中で離れており、アクセスがあまり良くありません。ヒヴァに行くかどうかで旅行日程は大きく変わりますが、是非おすすめしたいです。
私にとっては一番好きな街でした。

★ホテル:Arkanchi

アーカンチ ホテル
Arkanchi Hotelはヒヴァに位置し、フィットネスセンター、サウナ、カンファレンスホール、レストラン、バーを併設しています。 お部屋にはエアコン、薄型テレビ、セーフティボックス、専用バスルーム、無料バスアメニティ、ヘアドライヤーが備...

ガイドブックにも載っており、イチャン・カラ内にあるので観光の拠点として最高です。

日本語が話せるスタッフがいて、フロアには無料のウォーターサーバーがあります。
スリッパあり、バスタブあり。ただ、歯ブラシセットはありませんでした。
エレベーターはありませんが、荷物はポーターが運んでくれます。

内装もかわいく、清潔で快適です。
テラスもあり、景色も素敵です。
テラスには階段を登っていきます。下の写真がテラスからの景色です。

朝食会場も開放感があり、料理も美味しかったです。

★ヒヴァ観光

ホテルで専属ガイドと待ち合わせです。ヒヴァはとても狭いので徒歩観光です。
ヒヴァ在住の日本人女性がガイドでした。
共通入館券があれば、一通り入場観光できます

ヒヴァの地図と、メインゲートとなる西門付近です。
西門は王様や正式のお客様が出入りをしていた門だそうです。

西門を入ってすぐに、ヒヴァのシンボルであるカルタ・ミナルがみえます。
カルタ・ミナルは未完成の塔として知られ、短いという意味です。高さは26メートル。

チョギルマと呼ばれる帽子も売られており、試着して写真をとることも可能です。
寒い冬には暖かく、暑い夏には日除けになるとのことです。

カルタ・ミナルの隣にあるのが、オリエントスター・ヒヴァです。
元々はムハンマド・アミン・ハン・メドレセ(神学校)で、現在はホテルです。

クフナアルクは古い宮殿という意味で、見張り台に登ることができ、夕日を眺めるスポットとして人気です。
執務のための公邸、モスク、ハーレム、兵器庫、客用のユルタ(テント)用土台があります。

見張り台からの景色は最高なのでおすすめです。
午前中の雨のときに観光しましたが、晴れてから、もう一度行ってみました。

パフラヴァン・マフムド廟。青のタイルがとてもきれいです。
成人として崇められている、詩人で哲学者で武人で毛皮職人だったパフラヴァン・マフムドの廟です。
ハン一族の墓もあります。

ジュマ・モスクという10世紀頃建てられたモスクです。
3メートル間隔で213本の木の柱が並びます。

主食であるナンを焼いている女性がいました。
ヒヴァのナンは平べったいのが特徴です。

ウズベキスタンの伝統的な刺繍である「スザニ」の工房を見学しました。
「スザニ」は家庭それぞれのデザインがあり、嫁入り道具として受け継がれてきたとのことです。
ただ、「スザニ」はブサラのほうが有名です。

昼食はガイドブックに載っている「Tea house Mirza Boshi」という人気レストランでいただきます。

MIRZA BASHI, Khiva - Restaurant Reviews, Photos & Phone Number - Tripadvisor
Mirza Bashi, Khiva: See 205 unbiased reviews of Mirza Bashi, rated 3.5 of 5 on Tripadvisor and ranked #5 of 27 restauran...

ヒヴァの伝統料理で「シュヴィト・オシュ」という香草を練り込んだヌードルと、「マスタヴァ」というご飯が入ったトマトベーススープをいただきました。
香草の臭みもなく、美味しかったです。

タシュ・ハウリ宮殿はヒヴァで最も豪華な装飾を誇り、新宮殿と言われています。
中庭を囲む2階建てハーレムには、4人の正妻のための豪華な寝室もあります。

宮殿内でお土産も売られています。「リシタン陶器」の緑色の皿は他の都市では見かけなかったので、ここで買うのがおすすめです。

イスラーム・ホジャ・メドレセ。高さ47メートルのミナレットがあり、10万ス厶で登ることができます。
階段は急ですが、イチャン・カラを見渡すことができるのでおすすめです。

ガイドと解散し、自由に歩いてみます。

ディシャン・カラという外側の城壁を見たり、ラクダがいたり。どこの路地も素敵な雰囲気です。

夕食は、ガイドブックに載っている「Terrasa Cafe & Resraurant」でいただきます。予約しておきました。

Terrassa Cafe & Restaurant (ヒヴァ) 最新のレストランの口コミ(2024年) - トリップアドバイザー
Terrassa Cafe & Restaurant(ヒヴァ)に行くならトリップアドバイザーで口コミ、地図や写真を事前にチェック!Terrassa Cafe & Restaurantはヒヴァで1位(27件中)、4.0点の評価を受けています。

夕日の時間帯がおすすめです。クフナアルクで越しに夕日が見え、暗くなってからはライトアップされたイチャン・カラが楽しめます
また、エキゾチックな音楽を演奏してくれるのでとてもロマンチックです。

「シャシリク」いただきましたが、とても美味しかったです!

夜のイチャン・カラを散策します。

徒歩でホテルに戻ります。

それでは、ウズベキスタン旅行その3 オアシス都市ブハラの記事に続きます⏬

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